バラエティ豊かな新幹線-N700系
2008年3月17日
昔は新幹線の写真なんてほとんど撮らなかった。新幹線と言えば、0系しかなかったからだ。1985年から100系新幹線が出てきたが、それでも2種類。あのころは特急よりも電気機関車、客車編成に興味があったから、それも新幹線に目が行かなかった理由だ。
最近は定期運用の列車に興味を持っている。臨時列車を追いかけるほどの時間はないからだ。学生のときとここが違う。しかし、あのころはじっくり定期運用の列車を見るということが欠けていたから、逆に当然の段階をしっかりと踏んでいる気がして楽しい。
国鉄からJRに移行して、やはり各地の列車の顔が個性的になったと感じる。JR移行して以降、写真歴のブランクが10年以上あるからとくにそのことを感じる。新幹線の変化はその最たるものだ。JRへの移行が原因かは知らないが、あまりにも新幹線の種類が増えた。東北・山形新幹線、上越新幹線、秋田新幹線、最近で言えば九州新幹線。それぞれのなかでも種類があってバラエティー豊かだ。
鉄道雑誌で新幹線の写真をけっこうくいついて見ている。反応してしまう。理由は長大編成にある。やはり特急の撮影は長大編成が美しいと感じる。在来線の地方特急では4両編成くらいの短いものが多くなってきており、撮影対象から外している。そんな中新幹線は堂々たる長大編成だ。
これからもいろいろ撮りたいと思うが、まず関西に住んでいれば代表的なN700系新幹線から。このびよーんと伸びた顔をびよーんと撮ってはダメだと思うのが私のポイント。西明石駅に行って通過する「のぞみ」を撮影したが(<写真1、2>)、すごいスピードだった。250km近く出ているのではないか。2000分の1秒のシャッタースピード。1秒間7枚の連写機能でも、列車がはやすぎてきれいに枠に入らない。連写機能に頼らず写すくらいの気分でないとだめだ。
さすがに西明石で通過する「のぞみ」を撮るのは、けっこう気合いの入った少し年輩の鉄ちゃんばかりだ。みんな何十万もするカメラ、レンズを持っているのが見ただけでわかる。さて、次の写真は300系新幹線かな。