N700系のもととなる700系新幹線
2008年4月18日
JR東海の0系、100系用の置き換え用として、1999年に登場。現在の東海道・山陽新幹線の顔となっている車両だ。この2ヶ月ずっと新幹線撮影をしているが、しかしどうもこの700系車両、顔がダサいと感じる。絵にならない。人気を博しているN700系は顔がいい。同じ700系シリーズでもこの差は大きい。
名古屋東京方面14番線は、1つの新幹線撮影名所だ。入線レールがホームから見るとカーブしていて、編成写真になるからだ。午前中が正面、側面ともに順光だ。
朝の始発「のぞみ」から写真を撮ろうと思って名古屋に行き泊。京都6時発の「のぞみ100号」が名古屋に6時48分に到着する。ここから撮影することにした。うまくいけば朝日がさしていて、いい写真になると胸が躍った。
朝起きたら雨。朝日どころではない。がっかり(泣)。しかし、天気は一瞬で回復したり悪化したりする。鉄道写真撮影の常識だ。そのままずっと雨のときもあるし、一瞬だけ晴れるときもある。新幹線のように、毎日走る定期運行列車ではここまでのことはないが、昔追いかけていた臨時列車ならば、光と時間は選べない。雨でも撮影する。まだましなほうか。
しかし、空は青空だが、かすみがかったような空で、光がさしてこない。曇天状態だ。入ってくるのぞみ車両はすべて撮ったが、撮っていても感動がない。撮ってもどうせボツだなという気分だ。ホームに立つこと4時間後。10時くらいになって、一瞬厚い雲がとぎれて光が入ってきた。15~20分くらいの一瞬だった。700系もタイミング良く入ってきた。あとで入ってくる500系までもてよと祈りながら、500系も順光で撮影。良かった。名古屋でへばりついた甲斐があった。
しかし、後で写真を見てみると、順光はきれいでいいが、どうも14番線入線+700系の顔が似合わない。光があっても美しくないのだ。しかたがないから、朝一で撮った曇天下の「のぞみ」をここではお見せする(写真3)。写真1は、基本的な走行編成写真700系新幹線「のぞみ」。米原駅は午前中は上りが正面・側面ともに順光だ。写真2は夕方の米原。これは夕日だ。