昔よく通った山陰本線の京都・保津峡。京都駅から20分ほどで行ける有名な渓谷。観光の名所・撮影の名所だ。山陰本線の電化に伴い廃止され、トロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)が保津峡あたりを走っているというのは漠然と知っていたが、今回20年(以上?)ぶりに保津峡駅に降りて見た。驚いたことに、新しく電化した山陰本線の保津峡駅から、昔の(電化前の)保津峡駅が見えた(写真3)。トロッコ列車でそのまま線路を使っているようだった。まあ、こんなこともトロッコ列車に乗って保津峡観光でもしていたら、すぐわかっていたことだが。(笑) しかし、これは感動した。ちなみに、5月に2度ほど行ったのだが、天気に恵まれなくて夏を越してしまった。
<写真1>山陰本線保津峡駅通過 183系特急「はしだて」 2008年10月
*トンネルから抜け出てすぐ駅。朝一番のきれいな光だ。
<写真3>山陰本線保津峡駅から旧・保津峡駅を見下ろす 2008年10月
*山沿いが影になっているが、向こうに旧・保津峡駅(「トロッコ保津峡駅」)の跨線橋(こせんきょう)が見える。
<写真4>嵯峨野観光鉄道トロッコ保津峡駅 トロッコ列車 2008年10月
*トロッコ保津峡駅を出発すると、終点トロッコ亀岡駅だ。しかし、乗っている観光客にはどうでもいいことだが、機関車が後ろから押すかたちでやってきた。機関車の前後のつなぎ替えをしないのなら、機関車をサンドイッチで挟む形にして欲しいな。ちょっと不満。
<写真5>山陰本線 旧保津峡駅通過 キハ58系急行「丹後」 1985年2月
*写真としては最低だが…。跨線橋下から撮影。向こうの山の谷間をつなぐかたちで、現在の保津峡駅、山陰本線が走っていることになる。この時代は(トンネル工事は始まっていただろうが)まだ工事も見られない。
<写真6>山陰本線 旧保津峡駅入線 DD51牽引50系客車列車 1986年7月
*いまから思えば贅沢な普通列車だ。機関車2台前後に使っているが、1台は回送かもしれない。でも、たまにこういうサンドイッチ系が見られた。DD51の600番台というのもすごい。右下に見える公衆電話もすごい。(笑) 古いなあ。
<写真7>山陰本線保津峡駅 登山客・ハイキングの客が次々と降りてくる 2008年10月
<写真8>保津峡川下り 2008年10月
*保津峡渓谷は川下りで有名だ。
<写真9>嵯峨野観光鉄道トロッコ亀岡-トロッコ保津峡 DE10牽引トロッコ列車 2008年10月
*秋の紅葉シーズン。この場所は旧・山陰本線の時代も撮影の名所だった。
<写真10>嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨駅 DE10牽引トロッコ列車 2008年10月
*嵯峨野観光鉄道「トロッコ嵯峨駅」はトロッコ観光の始発の駅。天気の良い休日ということもあって、すごい人だった。左下の親子は機関車を前に記念撮影。よく見る光景だ。しかし、駅周りはまだ(?)工事中で、なんともひどく殺風景な風景だった。ホームにいる観光客はあまり感じないかもしれないが。