このページは、溝上の学術的な論考サイトです。考えサイトポリシーをご了解の上お読みください。        溝上慎一のホームページ

 

(AL関連の実践)【高校/家庭】授業展開の効率化とアクティブラーニング

黒田順子(神奈川県立港北高等学校)

神奈川県立港北高等学校のウェブサイト

溝上のコメントは最後にあります

対象授業

 

 

第1節 授業の目標

① 家庭総合の単元「住居」、「消費行動」、「家計のしくみ」の内容を取り入れた授業展開(4時間)によって、効率よく複数分野の学習を行う。

② 学習者本人の将来の生活スタイルを思考し、実生活と関連させながら学習内容の深化、定着を図る。

③ 他の学習者の意見を聞き、学習者本人の生活スタイルやその価値観について思考を深める。

④ 授業展開の中で、ワークシートを順序だてて仕上げ、前の消費者分野で学習した内容を復習し、それを活用する応用力を身に付けることができる。

 

  

第2節  授業の流れと目的

(1)目的

① 一人暮らしの賃貸住宅を借りる想定で、賃貸契約の手順や住居の構造などについて理解する。

② 一人暮らしの社会人という想定で、給与明細の見方や、家計のやりくりについて考える。

③ 他の学習者と意見交換しながらさまざまな思考を共有し、自分の生活スタイルや価値観について考える。

 

(2)授業の流れ(4時間)

1時間目

 

2時間目

 

時間 学習内容・学習活動 指導上の留意点
5分
(全体説明)
  • 本時の流れと目的について
  • ワークシートの書き方について

  • 部屋選びが単に家賃を決めるだけのものではなく、生活スタイルに関連していることを説明しておく。
  • 20分
    (グループ活動)
  • 物件を選ぶにあたり重視する事柄について意見交換し、発表内容をボードに記入する。

  • 出た意見を無理に1つにまとめることがないように説明しておく。
  • 10分
    (発表)
  • 特に重視したい項目とその理由について発表する。
  • 発表後、ボードは黒板に貼る。

  • ボードは発表後、黒板に貼るため、大きく記入してもらう。(書き方の指示をする)
  • 発表は必ず全ての班にしてもらう。
  • 10分
    (各自)
  • グループで出し合った意見、他の班の意見を参考に各自物件を選ぶ。
  • 各自が選んだ物件について、物件選びで重視する事柄とその内容をまとめる。

  • ワークシートまとめは時間内に終わるよう時間配分を考える。
  • 始めにグループで出し合った意見と異なるまとめでもよいことを説明しておく。
  •  

    [生徒の様子]

     


    図1 物件選びで重視する内容について意見を出し合い、発表内容をボードに書いている様子

     


    図2 それぞれの発表を聞いたのち、各自が物件選びをする

     


    図3 2時間目のワークシート(大きく

     

    表1 ワークシートの記述内容「その物件を選んだ理由」

     

    3時間目

     

    4時間目

     


    図4 4時間目のワークシート大きく

     

    第3節  学習成果

     

    表2 ワークシートの記述内容「家計のやりくりをして気づいた点」

    (生徒のワークシートより抜粋)

     

    第4節 今後の課題

     

    溝上のコメント

      

     



    写真 (右)各グループの席上での発表 (左)全グループのまなボードを黒板に貼る

     

    プロファイル

    黒田 順子(くろだ じゅんこ)@神奈川県立港北高等学校


    • 一言:授業展開に迷ったときは、授業の「ねらい」に立ち返るようにしています。アクティブラーニングにもっていく授業展開は少しずつ定着してきていますが、そこから「深い学び」に繋げることは容易ではないため、これからも試行錯誤していきたいと思います。

    Page Top