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福知山線特急「こうのとり」にも289系投入

2017年8月14日

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前回の紀勢本線に引き続いて、今回も福知山線特急「こうのとり」に新たに投入された289系の紹介である。183系を廃車させるにあたって、いろいろ交代車両が登場しましたが、結局最後に投入されたのは、北陸新幹線の開通に伴って余剰となった特急「しらさぎ」用の683系2000番台の改造車としての289系でした。289系を紹介しつつ、この変遷をレビューしましょう。

<写真1> 福知山線篠山口-南矢代 289系特急「こうのとり」 2017年4月
*残念ながら、289系「こうのとり」は基本的に4両編成。元車両の683系「しらさぎ」の9-12両編成(こちらを参照)を見慣れた目にはちょっと寂しく映ります。

<写真2> 福知山線南矢代-篠山口 289系特急「こうのとり」 2017年4月

<写真3> 福知山線藍本駅通過 289系特急「こうのとり」 2017年4月

<写真4> 福知山線篠山口-南矢代 287系特急「こうのとり」 2017年4月
*2017年度現在、特急「こうのとり」を運用するのは写真1~3の289系とこの287系である。287系が289系と似ているのは当然で、289系のもととなる683系(正確には4000番台)をモデルに製造されたからです。

<写真5> 北陸本線敦賀-新疋田 681系特急「サンダーバード」 2008年8月
*289系は、北陸新幹線開業に伴って余剰となった特急「しらさぎ」用の683系2000番台を改造したものです。見た目はほとんど同じ。

<写真6> 紀勢本線加茂郷-冷水浦 287系特急「くろしお」 2016年11月
*287系は特急「くろしお」にも使用されています。横帯のラインの色が違います(くろしおは青帯、こうのとりは赤帯。写真4と比較参照)。

<写真7> (旧)福知山線生瀬-武田尾 キハ181系特急「まつかぜ」1986年7月
*なつかしいですね。今は遊歩道になっている武田尾渓谷です。キハ181系の特急「まつかぜ」は福知山線電化に伴って1986年11月に廃止。この写真は電化直前のもの。

<写真8> 福知山線柏原-谷川 183系特急「北近畿」 2010年7月
*1103-2010の再掲。写真7の特急「まつかぜ」が廃止され、登場したのはこの特急「北近畿」。

<写真9> 東海道本線山崎-島本 183系特急「北近畿」回送 2008年8月
*1103-2010の再掲。写真8の183系のなかにはJR西日本色もあった。183系は2013年3月のダイヤ改正で退役、後廃車。

<写真10> 山陰本線豊岡-玄武洞 183系特急「こうのとり」 2011年12月
*0215-2014の再掲。写真8-9の特急「北近畿」は2011年3月のダイヤ改正で「こうのとり」へと名称変更。

<写真11> 福知山線丹波竹田-市島 381系特急「こうのとり」 2011年5月
*0630-2011の再掲。日根野電車区の特急「くろしお」に使用されていた381系が、本ページで紹介している289系が完備するまでの代走役として、福知山線に転用されてきた。381系は2015年に退役、その後廃車。

<写真12> 福知山線篠山口-南矢代 223系6000番台快速列車 2017年4月
篠山口駅から歩いて10分くらいの場所。昔とさほど変わらず、のどかな田園地帯です。

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